「ビールも好きだけど、ウイスキーも飲みたい!」そんなお酒好きの夢を叶える究極の組み合わせがウイスキーのビール割りです。
「ボイラーメーカー(Boilermaker)」という名前で世界中のパブやバーで愛されている、由緒正しきスタンダードカクテルでもあります。名前の由来は諸説ありますが、「ボイラーを作る労働者が、疲れを吹き飛ばすためにビールにウイスキーを混ぜて飲んだから」と言われるほど、ガツン!と来る飲みごたえが特徴です。
ビールの苦味と炭酸に、ウイスキーの芳醇な香りやアルコールの厚みが加わることで、いつものビールが信じられないほどリッチで奥深い味わいに進化します。この記事では、自宅で楽しむための美味しい作り方と、ビールの種類に合わせたおすすめのウイスキー銘柄をご紹介します。
用意する道具と材料
ビール割りは「キンキンに冷やしておくこと」が最大のコツです。グラスもビールも、しっかり冷蔵庫で冷やしておきましょう。
- ウイスキー: お好みの銘柄(※おすすめは後述します)
- ビール: いつも飲んでいる缶ビール(ピルスナー)や、黒ビールなど。
- 氷: 基本的には氷は使いません。(※ビールが薄まるのを防ぐため)
- グラス: ビール用のグラスやジョッキ、または少し大きめのタンブラー。
- ショットグラス(または計量カップ): ウイスキーを量るために使います。
ボイラーメーカーのレシピ(作り方)
基本の黄金比は「ウイスキー 1 : ビール 10」です。ウイスキーを入れすぎるとビールの良さが消えてしまうので、少しずつ足していくのが美味しく作るコツです。
- グラスを冷やす
- あらかじめ、ビールを注ぐグラスを冷蔵庫でキンキンに冷やしておきます。
- ビールを注ぐ
- 冷えたグラスに、ビール(約300ml〜350ml)を注ぎます。泡が蓋の役割をして香りを閉じ込めてくれるので、綺麗な泡を作りましょう。
- ウイスキーを静かに注ぐ
- ショットグラス1杯分(約30ml)のウイスキーを、ビールの泡の上から静かに注ぎ入れます。
- 軽くステアする(混ぜる)
- マドラー、またはスプーンでグラスの底から「縦に1回」だけそっとかき混ぜます。混ぜすぎるとビールの炭酸が抜けてしまうので注意してください。
(※海外のバーなどでは、ウイスキーが入ったショットグラスごとビールのジョッキに沈める「サブマリン・スタイル(沈み爆弾)」というワイルドな飲み方もありますが、自宅ではグラスが割れる危険があるため、静かに注ぐ方法をおすすめします。)
ビール割りにおすすめのウイスキー3選
ビール割りの面白さは「ビールの種類」と「ウイスキーの種類」の掛け合わせにあります。今回は最高のペアリングを3つご紹介します。
ジャックダニエル × 普通のビール(ピルスナー)
いつもの缶ビール(ラガーやピルスナー)に合わせるなら、アメリカンウイスキーの定番ジャックダニエルが最高です。ビールのスッキリとした喉越しの中に、ジャックダニエル特有のバニラやキャラメルのような甘い香りと香ばしさが加わり、驚くほどコク深いリッチなビールに化けます。
ボウモア 12年 × 黒ビール(スタウト)
少しマニアックですが、ギネスビールなどの「黒ビール」には、ピート(泥炭)の煙の香りが特徴のスコッチ「ボウモア」が異常なほど合います。黒ビールのコーヒーやチョコレートのようなロースト香と、ウイスキーのスモーキーさが絡み合い、まるで高級なビターチョコレートを飲んでいるかのような極上の味わいになります。
サントリー 角瓶 × 発泡酒
「毎日の発泡酒を少し贅沢にしたい」という時におすすめなのが角瓶です。角瓶のドライな後口とほのかな甘みが、あっさりとした発泡酒に「本物のビールのようなコクと麦の旨み」をプラスしてくれます。コスパ最強の裏技的な飲み方です。
注意点:飲みやすいのに度数が高い「酔っ払いカクテル」
ボイラーメーカーは非常に美味しく、ビールの炭酸も相まってゴクゴクと飲めてしまいますが、別名「酔っ払い製造機」とも呼ばれるほど酔いやすいお酒です。
度数5%のビールに度数40%のウイスキーを混ぜるため、1杯あたりのアルコール度数は一気に跳ね上がります。「ビールと同じ感覚」でハイペースで飲んでしまうと後で大変なことになりますので、飲む量には十分に注意し、合間にお水をしっかり飲むようにしてくださいね。
